仏ミシュランは2月23日、2050年までにタイヤを100%持続可能にする取り組みを進めると発表した。2017年に発表した「VISION(ビジョン)コンセプト」の実現に向けた研究開発も推進する。
同社は世界に7カ所の開発拠点を有しており、エンジニアなど6000人以上が350の専門分野で、目標達成に取り組んでいる。また、異業種とも積極的に連携し、イノベーションのスピードと品質向上を図っている。近年ではカナダのパイロウェーブ社と提携して廃ポリスチレンからリサイクルスチレンを製造したり、スウェーデンのエンバイロ社と共同でリサイクルプラントの建設を発表している。
なお、現在はミシュランが生産するタイヤの原材料の約30%が既に天然素材かリサイクル素材、持続可能な原材料となっている。