ブリヂストンの欧州グループ会社であるブリヂストンEMIAは3月22日、欧州拠点で消費する電力を全て再生可能エネルギーに切り替えたと発表した。
同拠点には欧州の全タイヤ工場や、イタリアの欧州R&Dセンター及びプルービンググラウンド、ベルギーのリトレッド用部材工場、スペインのタイヤコード工場、ベルギーのEMIA本社が含まれる。
ブリヂストンでは「当社はパリ協定や2050年までのカーボンニュートラルの達成に向け取り組んでおり、今回の発表は事業の環境負荷を低減する目標における大きな進展の印だ」としている。同社は製品のライフサイクルやバリューチェーン全体でCO2排出量を削減するための投資を実施しており、昨年3月には欧州の工場で消費する電力の90%を再生可能エネルギーで賄っていると発表していた。
ブリヂストンEMIAのエミリオ・ティベリオCTO兼COOは「CO2排出量の削減は当社の長期的サステナビリティビジョンの重要な柱となる」とした上で、「CO2排出量削減やそれ以外にも達成すべきことはたくさんある。今回の達成を励みにまた新しい成果を出していきたい」としている。