仏ミシュランは2月11日、脱炭素海上輸送サービスを提供する仏ネオライン社と海上貨物輸送の契約を締結したと発表した。太平洋横断の海上輸送で現在のCO2排出量を90%削減できるという。
2023年までにカナダフランス間の太平洋横断ライン航路を開設し、1年後に2隻目を稼働する計画。また、ミシュランは最終的に同社グループのコンテナ輸送の50%を委託する予定。
なお、ミシュランでは、2050年までに世界中の全工場でCO2排出量をゼロにするゼロ・エミッションを進めており、ネオラインとの提携は物流面での脱炭素化を推進する最初の取り組みとなる。
ミシュラングループのサプライチェーンディレクターを務めるピエール=マルタン・ユエ氏は「脱炭素輸送における初の取り組みは、ロジスティクス分野のCO2を、2030年に2018年比で15%削減する当社のCSR戦略と完全に一致する。私たちは、ネオラインとの新たな提携で、脱炭素のイノベーションを促進していく」とコメントした。