全タ協連の検定試験 9月に「CBT方式」で実施

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カテゴリー: ニュース

 全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)は2021年度以降、独自の資格制度「タイヤ テクニカル エキスパート(TTE)」の試験を、パソコンを使用して出題・解答する「CBT方式」で実施することを決めた。

 この試験制度は、自動車用タイヤの整備作業を行う作業者の知識と技能の向上を図ることで、自動車の安全走行に寄与するとともに、作業者自身の安全を高めることを目的として創設したもの。昨年9月に1回目の試験を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。

 同会では「感染症や自然災害の影響を受けにくい試験実施方法の導入を検討し、一カ所に集めて実施する紙の試験から、受験者が最寄りの試験会場で個々に受験するパソコンを用いた試験への変更を決定した」としている。CBTは国家試験や民間の資格・検定をはじめ、企業が独自に実施する社内試験などでも活用されている。特にコロナ禍の現在、従来の紙に回答する試験から移行する資格・検定試験が増えているという。

 「TTE」は4月下旬から申し込みを受け付け、試験は9月の1カ月間の中で受験者の希望日時と会場の空き具合とのマッチングで決定する。なお、会場は47都道府県の約150カ所から受験者が選択できる。受験者数は2020年度申請者(52名)と2021年度申請者(50名)の合計102名となる予定。


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