独コンチネンタルは6月7日、2020年の世界の電気自動車(EV)販売台数上位10社のうち、6社に新車装着用タイヤを供給したと発表した。同社では「完全電気自動車向けのタイヤセグメントで市場シェアが拡大している」と説明した。
供給先には米テスラの「モデル3」「モデルS」、独フォルクスワーゲンの「ID.3」などに加え、中国のBYDといったアジアのメーカーも含まれる。なお、欧州で人気が高い電動の乗用車やバン15種のうち8種が同社のタイヤを承認しているという。
タイヤ開発担当のアンドレアス・シュレンケ氏は「我々は10年以上前から、あらゆるEVの要件を満たしつつ、内燃自動車からのエミッション(排出)を持続的に削減できるように現存のポートフォリオの開発に取り組んできた」とコメントした。