ブリヂストンは6月17日、米国のグループ会社が長距離トラックの自動運転技術を開発する米コディアック・ロボティクス社に少数株主として出資すると発表した。
ブリヂストンでは「コディアック社との共創を通じて、レベル4の自動運転技術の確立と展開に貢献していく」としている。また、自動運転技術と同社グループのソリューションを融合することで次世代のモビリティに対する安全性や燃費性の向上といったサステナビリティに寄与する価値創造に挑戦する。
現在、コディアック社は米テキサス州の顧客に対してレベル4の自動運転技術を提供し、セーフティドライバー付きの自動運転を実施している。
ブリヂストングループは、クラウドを通じて自動運転車両と接続し、得られたデータをタイヤメンテナンスやタイヤ寿命の最適化に使用する。また、そのソリューションプラットフォームを活用することで車両の安全運行と自動運転技術の進化への貢献を目指す。
同社グローバルCSO兼米グループ会社のプレジデント兼CEOのパオロ・フェラーリ氏は「トラック業界に変革をもたらすモビリティソリューションのスピーディーかつ高精度の開発を実現する」とコメントした。