TOYO TIRE(トーヨータイヤ)はSUV専用スタッドレスタイヤとして、「OBSERVE(オブザーブ)GSi-6」と「OBSERVE(オブザーブ)W/T-R」の2商品を8月から本格発売する。発売サイズは、「OBSERVE GSi-6」が先行発売していた2サイズを含め15~20インチの17サイズ、「OBSERVE W/T-R」は限定販売していた1サイズを含め16~17インチの3サイズ。価格は全てオープン。
同社は冬の路面が刻々と変化することを踏まえ、「スタッドレスタイヤには不安定な路面状況に対応できる性能が求められている」と指摘。その上で、「日本の降雪期に求められる性能を追求したSUV専用のスタッドレスとして2商品を本格発売する」としている。
「OBSERVE GSi-6」は、冬の路面でのハンドリング性能とブレーキング性能の向上を図った。圧雪路でのブレーキング性能は従来品(OBSERVE GSi-5)から7%高め、ウェット路面では制動距離が11%短縮した。クロスカントリー車やピックアップトラックなどをターゲットとし、「シャーベット路からアイスバーンまで冬道のあらゆる路面での使用を想定した」という。
一方、「OBSERVE W/T-R」は、深雪路面でのトラクション性を得るため、タイヤ側面に同社のオフロード向けタイヤなどで使用している大型のサイドブロックを同社のスタッドレスタイヤとして初めて採用した。
また、同商品はオフロード志向のユーザーをターゲットに据え、レースなどでも使用される車両向けのサイズ設定も行っている。