住友ゴム工業は7月21日、タイヤトレッド部の損傷による空気漏れを防ぐシーラントタイヤテクノロジー「CORESEAL」(コアシール)を採用した商品をドイツで発売した。この商品はファルケンブランドの「EUROALL SEASON AS210」で、「コアシール」を採用した第1弾商品となる。今後、欧州地域で順次展開する予定。
「コアシール」はトレッド部の裏側に粘着性のあるシーラント剤を塗布する技術。トレッド部の裏側まで貫通するような損傷が発生した場合、塗布されたシーラント剤が穴をふさいで空気漏れを防ぐため、空気圧を維持したまま走行できる。
同社では「応急処置であり、パンクに気が付いた場合はすぐにタイヤ販売店などで状態を確認する必要がある」とした上で、「パンク時の車外での作業が不要な点がメリットとなる」という。また、「安全性の向上と省資源・省エネルギーへの貢献を両立する」としている。