コンチネンタル「持続可能なコンセプトタイヤ」世界初公開

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カテゴリー: ニュース
「Conti GreenConcept」
「Conti GreenConcept」

 独コンチネンタルは9月6日、ミュンヘンで開かれた国際モーターショーの「IAAモビリティ2021」でコンセプトタイヤ「Conti GreenConcept」(コンチ・グリーンコンセプト)を世界初公開した。

 同コンセプトタイヤでは、再生可能資源由来またはリサイクルされた材料の使用比率が50%以上となった。このうち再生可能材料は全体の35%に上り、原油ベースの材料使用量削減に寄与するタンポポ由来の天然ゴムやもみ殻由来のケイ酸塩、植物油および樹脂といったバイオ素材が活用された。一方、リサイクル材料の使用量は全体の17%を占め、再生スチールや再生カーボンブラックのほか、「業界で初めて」(同社)ペットボトル由来のポリエステルを使用した。

 軽量設計も採用し、「従来のタイヤに比べて最大40%の軽量化」(同社)を達成。また同社によると、転がり抵抗は欧州タイヤラベリング制度における最高クラスAを獲得したタイヤに比べて約25%低く、電動車の場合に最大6%航続距離を延長できるという。

 さらに、複数回のリトレッドが可能なことも特徴。同社は、「トレッドを3回新しくすれば、総走行距離の観点で見るとケーシングで使用する材料を半減できる」と強調した。

 またIAAでは、再生可能資源かリサイクルされた材料を全体の37%で使用し、欧州のタイヤラベリング基準で転がり抵抗Aに相当するコンセプトタイヤをフォルクスワーゲン「ID.ライフ」に提供した。


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