調査会社のGfKジャパンが9月22日に発表したタイヤ販売動向によると、上半期(1~6月)の販売数量は前年同期比9.6%増、販売金額は10.5%増だったことが分かった。また、平均価格(税抜)は0.8%増の8943円となった。
この調査は全国のカー用品店やタイヤ専門店、SS、インターネットなどの販売実績データ等をもとに、全国市場規模相当に拡大推計したもの。
チャネル別の販売数量では、カー用品店などの店頭販売が3.3%増だった。1月は冬タイヤが好調で、4月は前年の緊急事態宣言に伴う販売減の反動があったため2ケタのプラスとなった。特に大口径タイヤが伸長しており、18インチ以上は11.6%増加した。
インターネット販売は数量が19.6%増と大きく伸長した。夏タイヤは19.4%、冬タイヤは17.7%のプラス。ただ、6月は前年を大きく割り込むなど、直近ではその勢いが鈍化している傾向も見られている。なお、インターネット販売でも大口径タイヤは需要が伸び、29.8%増だった。