欧州でオールシーズン急成長 7~9月の市販用タイヤ販売

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カテゴリー: ニュース

 欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は10月14日、2021年第3四半期(7~9月)の欧州における市販用タイヤの販売実績を発表した。

 それによると、乗用車用タイヤ(SUV用、ライト・コマーシャル・ビークル用を含む)の販売本数は、前年同期並みの6055万5000本だった。このうち、夏用タイヤは11%減、冬用タイヤは前年と同水準だったものの、オールシーズンタイヤは20%増と大幅に増加した。

 一方、トラック用タイヤは1%減の356万4000本、二輪車用タイヤは8%減の217万9000本、農業機械用タイヤは16%減の24万5000本と前年を下回っている。

 なお、2019年と比較すると、乗用車用タイヤは2%減だった。内訳を見ると、夏用が2019年並み、冬用タイヤは16%減だったが、オールシーズンタイヤは44%増と大きく伸長している。農機用は7%減とマイナスだったものの、トラック用は2%増、二輪車用は17%増でプラスとなった。

 ETRMAでは「今後数カ月間は、よりポジティブな傾向を示すことを期待している」としている。


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