米グッドイヤーの第3四半期(1~9月)決算は、売上高が前年同期比43%増の124億2400万ドル(約1兆4024億円)だった。
販売数量は37%増の1億2070万本。市販用はクーパータイヤの合併や市況回復、マーケットシェアの獲得により42%増、新車用は4~6月期の自動車生産の増加やシェアの拡大に伴い19%増加した。
セグメント営業利益は前年同期から12億ドル増加し8億9700万ドルだった。原材料価格の高騰や昨年の一時的な固定費減の反動のほか、賃金や輸送、エネルギー費用などのインフレがあったものの、販売数量の伸長、工場稼働率および価格ミックスの改善などが増益に寄与した。当期利益は15億2800万ドル増の2億1100万ドルと黒字転換した。
地域別の営業利益は、米州が7億8700万ドル増の6億600万ドル、欧州中東アフリカ地域が3億3900万ドル増の1億9800万ドル、アジア太平洋地域が8700万ドル増の9300万ドルだった。販売本数はそれぞれ54.1%増の6040万本、21.2%増の3890万本、25.9%増の2140万本。