TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は11月6日、茨城県のイオンモールつくば周辺の一般道でオールシーズンタイヤ「CELSIUS」(セルシアス)の試乗イベントを開催した。
今回の試乗コースは一部に多少荒れている部分もあるドライ路面。走行時間は多くはなかったが、全体的にパターンノイズが抑えられている印象だ。また、緩やかなカーブを走行した際やレーンチェンジ時にもしっかりとした操縦安定性が感じられる。雪道で性能を発揮するイメージが強いオールシーズンタイヤだが、夏タイヤとしての性能の高さを示した。
「セルシアス」は2015年に北米市場で発売し、翌年には欧州にも投入。ユーザーの高い評価を得たことから2019年には国内でも展開を始めた。その後、サイズを拡充するとともに、今年10月からは商用車向けにアレンジした「セルシアス・カーゴ」を発売。2つのモデルを合わせて全20サイズをラインアップし、幅広い車種に対応させた。
会場で取材に応じたトーヨータイヤジャパンの山邊憲一社長は、「国内ではSUV向けサイズから展開を始め、乗用車やバン、ライトトラックにも拡大させて徐々にユーザーや販売店にも浸透してきた。これからオールシーズンタイヤというカテゴリーが日本に根付いていくのではないか」と期待を話していた。