2022年のタイヤ需要7%増 タイヤ協会が見通し公表

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 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は9日、2022年のタイヤ国内需要(メーカー出荷ベース)について、四輪車用合計が21年見込み比7%増の1億966万7000本となり、2年連続で前年実績を上回る見通しだと発表した。コロナ禍前の19年実績と比較すると、20年実績は13%減、21年見込みは10%減となるものの、22年見通しは4%減まで回復する予測となる。

 同会では需要見通しの前提条件として、22年の自動車生産台数は前年比18%増の920万9000台、国内自動車販売台数は13%増の501万2000台と設定した。

メーカー出荷動向
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 2022年のタイヤ国内需要の新車用は、同年の自動車生産台数見通しが前年を大きく上回ることから、21年見込み比17%増の4134万8000本とした。車種別では、乗用車用が19%増と2ケタのプラスとなる見通し。

 市販用の見通しは1%増の6831万9000本とした。同会では「コロナの影響は読めない」としつつ、「今の回復が続くと見込んでいる」と説明した。市販用内訳は、乗用車用が1%増、ライトトラック用は1%増、トラック・バス用は3%増。

 19年実績との比較では、新車用は20年実績が17%減、21年見込みは20%減と大きく下回ったものの、22年見通しは6%減となり、マイナス幅は縮小する。また市販用は、20年実績が11%減、21年見込みは4%減、22年見通しは3%減と、こちらも徐々に回復している。

 22年の国内需要を車種別でみると、乗用車用は21年見込み比8%増となる見通し。また、ライトトラック用とトラック・バス用は、ともに3%増加すると予測した。

 それぞれ19年実績と比較すると、乗用車用は5%減、ライトトラック用は1%減だが、トラック・バス用は1%上回る。

 また、22年の市販用の夏用需要は21年見込み比2%増の4471万9000本の見通し。乗用車用は2%増の3247万4000本、ライトトラック用は2%増の930万1000本、トラック・バス用は6%増の294万4000本。

 一方、冬用は前年並みの2360万本とした。車種別でも、乗用車用(1650万2000本)、ライトトラック用(450万8000本)、トラック・バス用(259万本)のいずれも前年と同水準となる見通し。


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