住友ゴム工業は乗用車用フラッグシップタイヤ「SP SPORT MAXX 060+」(エスピースポーツマックス・ゼロロクゼロ・プラス)を3月1日から順次発売する。発売サイズは16~21インチの全58サイズで、価格はオープン。
新商品は、新しい材料と非対称パターンを採用し、従来品(SPスポーツマックス050+)から耐摩耗性能を向上したほか、高速安定性能・コーナリング性能・ウェット性能の両立を図った。また、天然由来のシリカ分散剤を使用し環境負荷低減にも貢献する。
非対称パターンは、プレミアムカーに求められる性能を実現するため、パターン剛性を最適化した。また、路面と接する面積を従来品比14%広くし、高剛性バンドでトレッド面の剛性を向上させ、安定した走りを目指した。
さらに、アウト側のブロック剛性を強化してコーナリング時のグリップを確保。同時に、高いランド比を維持しながら同社一般品よりも広い溝幅を搭載し、主溝配置と接地形状を最適化することで、ウェット性能も高めた。
ゴムには、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズが専用開発した天然由来の「サステナブルシリカ分散剤」を新たに採用。これによりシリカの配合量を増やすことができ、優れたウェット性能と耐摩耗性能を実現するという。
なお、販売地域は日本を始め、中近東・中南米・アジアなどグローバルで展開する。