住友ゴム工業は1月28日、ファルケンブランドの「アゼニスFK510」と「ジークスZE310エコラン」が欧州最大の「ドイツ自動車連盟」(ADAC)のタイヤ摩耗テストでそれぞれ1位と3位を獲得したと発表した。
今回のテストは、夏タイヤおよび冬タイヤの主要サイズで、一定距離を走行した場合に発生する摩耗粒子の量を15社のタイヤで比較したもの。その中で、「アゼニスFK510」は225/40R18のタイヤサイズで最も発生量が少ない結果を示し、「ジークスZE310エコラン」は185/65R15のサイズで3番目となった。
住友ゴムでは「優れた耐摩耗性能を実現することで、環境負荷の低減に貢献できる」としている。なお、この2つのタイヤの開発には、同社独自の材料開発技術を活用している。これにより、「ゴム内部のポリマーを分子レベルでシミュレーション解析することにより、最高レベルの安全性能と環境性能を両立した」という。