住友ゴム工業は4月8日~24日に全国のタイヤセレクト各店舗で実施した「ダンロップ全国タイヤ安全点検」の結果を5月23日に発表した。
それによると、今回は合計1370台の車両の装着タイヤを点検し、約5台に1台の割合で整備不良が確認された。特にパンクの原因となる「空気圧の過不足」が最も多くあった。ただ、全体の整備不良率は昨年春の結果と比較して6.9ポイント減り、改善傾向が見られた。
タイヤの整備不良率は全体で20.1%となり、空気圧の過不足が11.5%、表面の損傷が9.9%、偏摩耗が4.5%、残溝不足が2.2%と続いた。
現場スタッフは「お客様からの積極的な点検希望は少なく、スタッフ側からの声掛けで実施する場合が多い。点検後の説明を通してタイヤの状況をより正確に理解することができるので、引き続き定期点検を呼び掛けていきたい」とコメントしている。
同社はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、タイヤの表面の損傷、空気圧、残溝などの点検を2008年から継続して実施している。