韓国の現代自動車グループは6月20日、高級電気自動車(EV)向け次世代タイヤの研究協力に関する覚書(MoU)を仏ミシュランと締結したと発表した。
今後3年の共同研究では、タイヤで使用する環境に配慮した原材料の比率を、重量ベースで現在の20%から約50%まで増加させることに注力する。また、重量のある車両に対応するタイヤの研究に加え、タイヤ摩耗や路面環境を分析するタイヤモニタリングシステムの開発も進める。開発したタイヤは、現代自動車グループの将来の高級EVモデルに装着される見通し。
現代自動車グループは「未来のモビリティソリューションの提供に努める当グループにおいて、プレミアムなタイヤ技術を確立するコラボレーションは重要な役割を担う」としている。
6月17日には韓国にある現代自動車グループのリサーチセンターで締結式を実施した。両社は2017年11月、「アイオニック5」用タイヤの共同開発のため、5年にわたるパートナーシップを締結していた。