ブリヂストンは8月30日、天然ゴムの持続的な供給に向けて、米アリゾナ州に保有するグアユール農園への投資を強化すると発表した。
2026年に予定しているグアユール由来の天然ゴムの実用化へ向けたもので、2025年までに約50億円を投資する。また、地域の農家やアメリカ先住民と協力して最大約100km2までの新たな植栽による規模の拡大を図る。さらに2030年へ向けて、本格的な生産・事業化を目指し、バイオ技術を活用したグアユールの栽培・グアユール由来のゴムの生産拡大への計画を進めていく。
同社グループは、サステナビリティを経営の中核に据え、バリューチェーン全体でサーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル化への取り組みと、ビジネスモデルを連動させる「サステナビリティビジネス構想」に向けた取り組みを加速している。
同社では「持続可能なタイヤとソリューションの普及によって、安心・安全な人とモノの移動を支え続けることに貢献するためにも、地域社会とも連携し、タイヤの主要な原材料である天然ゴム資源を持続的に確保していくことが重要」としている。