三井物産はカナダの大手タイヤサービスプロバイダー、カルタイヤと鉱山用大型タイヤのリサイクル事業に共同で取り組むことで基本合意したと9月13日に発表した。
鉱山用の廃タイヤを熱分解処理技術によってカーボンブラック、オイル、スチールに再資源化する商業プラントとしては業界初の事業だという。カーボンブラックはタイヤ原料や工業用ゴム製品に、オイルやスチールは精製用途やスクラップ材として再利用が可能となる。
カルタイヤがチリで操業しているリサイクルプラントを三井物産と共同で事業化し、2023年1月からの商業運転開始を目指す。
また、両社は鉱山用廃タイヤのリサイクル事業をグローバルに展開する計画で、今後、北米、南米、豪州、アフリカでの事業を検討していく。