仏ミシュランは10月5日、伊クーネオ工場でメディア向けのイベントを開催し、サステナブル原材料の使用比率が45%の乗用車用タイヤと58%のバス用タイヤを初めて公開した。これらのタイヤはすでに公道での使用が承認されており、現行のタイヤと同等の性能を持つという。
ミシュランでは「2つのタイヤは、2~3年以内の未来の標準的なミシュランタイヤの技術を示すもの」とし、「2050年までに全てのタイヤを100%持続可能な原材料にするという野心的な目標の達成に向けた当社の能力を明確に表している」としている。
また、イベントでは、タイヤの大径化やオールウェザータイヤ市場の拡大、EV(電気自動車)への対応といったタイヤ市場の変化や、環境への配慮、デジタル化、AI(人工知能)の活用など生産設備の変革について説明した。