日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、冬道でのスタッドレスタイヤの装着を啓発するチラシとポスターを作成した。降雪地域向けと非降雪地域向けの2パターンを用意。チラシは合計35万1000部、ポスターは約2万5000部を作成し、関係団体などに配布を始めた。
首都圏などの非降雪地域では夏タイヤを装着したまま冬道を走行し、スリップして立ち往生した結果、渋滞や交通事故につながるケースが毎年のように起きて社会問題化することも少なくない。こうした状況を受けて、同会では2012年から冬シーズンに啓発活動を継続してきた。
今回のチラシとポスターでは、キャッチコピーやイメージ写真をリニューアル。さらに、8月末に同会のウェブサイト内に設けた「冬タイヤ装着ページ」へリンクするQRコードも配置した。
また、広告展開では高速道路のサービスエリアにあるフードコートに設置されているデジタルサイネージにポスターを掲出するといった新たな試みも行う。さらに、APARA(自動車用品小売業協会)や日本自動車整備振興会連合会などとの連携も推進することで、多くのドライバーへ安全運転を訴求していく。