住友ゴム工業の泉大津工場(大阪府)で11月10日、近隣の小学生を対象にしたモータースポーツイベントが開かれた。
同社が「スーパーGT」でダンロップタイヤを供給するナカジマレーシングの中嶋悟監督、伊沢拓也選手、大津弘樹選手が参加してトークショーを行ったほか、工場内にレース参戦車両を展示。エンジンを始動して轟音を響かせると、初めてレーシングカーを見た小学生からは、その迫力に驚きの声が上がった。
同社は名古屋工場などで同様のイベントを行っているが、泉大津工場では初の試みだという。イベント終了後に取材に応じた中嶋監督は、「今日集まってくれた小学生は私の孫のような年齢だが、反応がすごかった。思った以上にモータースポーツへの興味があるようだ」と笑顔で話した。
また、中村明弘工場長は「今の小学生くらいの世代はモータースポーツを見るきっかけがあまり無いかもしれない。現物を見て、音を聞いて、肌で感じてもらうことが大切だ」と取り組みの意義を語った。その上で「モータースポーツなどの面白みを知ってもらって将来、自分の仕事へのイメージにしてもらえれば」と期待を寄せた。