横浜ゴムは11月18日、欧州で好評を得たバン用オールシーズンタイヤ「BluEarth-Van All Season(ブルーアース・バン・オールシーズン)RY61」を国内で11月下旬から順次発売した。発売サイズは、12インチ、14~15インチの3サイズ。
「ブルーアース・バン・オールシーズンRY61」は、トレッドパターンで雪上性能と耐摩耗性能の向上を図ったほか、コンパウンドに3種類の異なるポリマーを配合することで耐摩耗性能や耐久性を高めている。
さらに、サイドウォールにはひび割れを防ぐ新デザイン「アンチ・クラックセレーション」を採用した。あわせて、同部分には国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証の「スノーフレークマーク」が打刻されており、高速道路の冬用タイヤ規制時でも走行できる。
非降雪エリアで使用する場合は、急な降雪、高速道路での冬タイヤ規制への対応や、タイヤの交換・保管といったコストの削減などの効果が期待できるという。また、北海道や東北をはじめとした降雪エリアでは、サマータイヤの代わりに装着することで、季節外れの急な降雪でも安心して走行できるようになる。
なお、横浜ゴムは国内向けオールシーズンタイヤとして、乗用車用の「ブルーアース-4S AW21」とSUV向けのオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)A/T G015」を展開している。同社では「今回のバン用タイヤの追加により、春から冬まで通じて使用できる消費財オールシーズンタイヤのラインアップが完成した」としている。