京都機械工具（KTC）は、締め付け作業ごとのトルク設定が不要な「12.7sq.ホイール取付専用トルクレンチ」（WCMPB120、WCMPB140）を12月から発売した。
「WCMPB120」「WCMPB140」は120N・m、140N・mのホイール専用のトルクレンチ。黄色は120N・m、緑色は140N・mに設定しているため、カバーの色で設定トルクを簡単に判別できる。プッシュボタンを押さない限りトルクレンチからソケットが外れないユニオン機構を採用し、作業性を高めた。
同社では「近年は締結力の強化と質量の低減を目的としたハブボルト式への移行が進みつつある。従来のハブナット式と同じ方法でタイヤ交換を行うと、締め付け不足が発生するなど整備の安全性にも影響を及ぼすことが懸念されている」と開発の背景を説明している。参考小売価格は2万4100円（税別）。
また、「クイックホイールガイドピン」（AH4-14150）も12月に発売する予定。ホイールボルト採用車のホイール取り付け時の位置合わせやホイールの脱落を防止する専用のピンとなり、ワンタッチで着脱可能なボールプランジャを採用している。