横浜ゴムは3月に同社初のキャンピングカー向けタイヤ「BluEarth-Camper」(ブルーアース・キャンパー)を発売する。
発売サイズは、キャンピングカー向けの専用規格であるCP規格に適合した215/70R15CP 109/107Rを含む12インチと15インチの全5サイズで、価格はオープン。
横浜ゴムでは「近年日本におけるキャンピングカーの市場規模は拡大しており、それに伴うキャンピングカー向けタイヤへの需要も年々高まっている」と指摘。その上で、「キャンピングカーは高荷重、高重心の車両特性による運転時のふらつきなどが発生しやすく、それに対応するタイヤ商品がキャンピングカーユーザーに求められていた」としている。
新商品はユーザーの要望に応えるため、キャンピングカー専用タイヤとして開発しており、高い耐久性と操縦安定性の両立を目指した。
さらに、雨の日の運転に配慮し、優れたウェット性能の実現を図っている。構造には専用設計を採用。トレッド全体にベルトカバーを配置したフルカバー構造で、ベルト部の耐久性を向上させている。
あわせて、ビードフィラーに低発熱のコンパウンドを使用し、負荷時の発熱を低減することで高荷重への耐久性を高めた。トレッドパターンには、雨に強い「ブルーアース・バンRY55」の技術・デザインを搭載。高硬度のキャップコンパウンドを組み合わせることで運転時のふらつきの抑制と優れた操縦安定性を発揮するという。
デザイン面では、タイヤサイドにキャンピングカーにふさわしい雄大な山岳をモチーフにした意匠を施し、キャンプやアウトドアをイメージさせる外観に仕上げた。