2022年のタイヤ点検 3割がタイヤの整備不良

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カテゴリー: ニュース

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月27日、2022年のタイヤ点検結果を発表した。それによると、点検車両578台のうちタイヤに整備不良があった車両は158台で、不良率は27.3%となった。

 道路別では、高速道路の点検台数は92台でタイヤ整備不良率は43.5%、一般道路は486台で不良率は24.3%だった。

 タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で20.1%、次いで「偏摩耗」が3.5%、「タイヤ溝不足」が1.2%の順だった。

 車両グループ別では、「乗用車」の29.6%、「貨物車」の17.1%でタイヤの整備不良が見つかった。乗用車のタイヤ整備不良項目は「空気圧不足」が最も多く23.5%、貨物車では「タイヤ溝不足」、「偏摩耗」がそれぞれ6.1%で最多だった。

 JATMAは、「(整備不良率でワースト1位となった)空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招くほか、バーストの危険性もある」と指摘した。また、「当会では今後も引き続き、年間を通してのタイヤ点検実施等の安全啓発活動を展開していく」としている。なお、JATMAは警察や運輸支局、高速道路会社、関連団体と協力し、昨年は全国で15回の路上タイヤ点検を実施していた。


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