日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、昨年1月に支援費の交付を決定した福岡県嘉麻市の原状回復事業(廃タイヤの撤去)で、廃タイヤの撤去が完了したと2月7日発表した。他の廃棄物も全て撤去され、原状回復されたことを確認した。
今回、嘉麻市熊ケ畑字花熊(総面積約1万6500平方メートル)で原状回復事業を実施し、廃タイヤ250.14トン(2万6707本)の撤去が完了した。撤去費用総額は2569万311円で、JATMAは1712万6000円を今年1月31日付で嘉麻市へ交付。嘉麻市からは原状回復の支援について感謝状を受領した。
JATMAは2005年、自治体による廃タイヤの撤去事業を推進するため、原状回復支援制度の運用を開始した。同制度は、自治体からの支援申請について審査を行い、支援条件に合致した場合に撤去費用総額の2/3以下で3000万円を上限に支援するもの。嘉麻市で行われた今回の事業を含め、累計23事案を支援してきた。