住友ゴム工業は2月6日、路線バスに求められる耐偏摩耗性能とライフ性能を大幅に向上した低床バス用リブラグタイヤ「SP537」を3月1日から発売すると発表した。発売サイズは19.5インチ、22.5インチの2サイズで価格はオープン。
「SP537」は、車両の加減速やロータリーでの旋回、停留所への幅寄せなど、路線バス特有の荷重変動で発生する偏摩耗を抑制した。また、バリアフリー対応縁石へのタイヤ接触を考慮した新形状サイドプロテクターを採用している。
新たに開発したパターンは、ブロックと主溝付近の剛性を高め、さらに接地形状を均一にすることで、耐偏摩耗性能の大幅向上に寄与した。さらに、「S.A.微粒子カーボンⅣ」を採用することにより、従来品(SP527)比1.2倍のライフ性能を実現したという。
なお、使い切る直前までサイプが残るように深溝化することで、そのエッジ成分によってウェット性能の低下を抑制している。