中国の中策ゴム(ZCラバー)は2月9日、中国市場向けに同社初となるEV(電気自動車)向けタイヤ「EV PRO」(イーブイ・プロ)シリーズを発売した。同社では「EV市場に向けて、ハイエンド製品の提供をさらに拡大した」としている。
同製品では、EVの走行音の大幅な低減、燃料効率やグリップ性能の向上を目指したほか、高速での接地面積拡大による優れたハンドリング性能の発揮、ミキシングテクノロジーの搭載でグリップ力や安定性の最適化を図ったことが特徴。また、コンパウンドに転がり抵抗をより低減するDMOTデザインテクノロジーを採用することで走行距離の延長を実現したという。
中策ゴムはこれまで、EV向けの新車用タイヤを開発し、中国のBYDやシャオペンといったメーカーに採用されている。また、同社ではグローバル市場向けにEV向けタイヤを近日導入する計画を示した。