会見でブリヂストン石橋秀一CEOは次のように語った。「タイヤ事業では、グローバルで高インチタイヤを拡売した結果、2022年の乗用車用市販用タイヤにおけるプレミアムタイヤ販売比率は、前年比3ポイント増の49%となった。2023年は、その比率を5割以上に高めていく。
2023年は乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、鉱山・建設車両用タイヤ、モーターサイクル用タイヤの各領域に合わせて約960億円を投資する計画。戦略的成長投資を進めるとともに、生産現場での生産性改善や、既存設備の最大活用を通じて投資の効率化を目指す。また、運動性能と環境性能の両立に寄与するタイヤ基盤技術「ENLITEN」(エンライトン)搭載商品を拡大する。新車用では、同技術搭載タイヤの新車採用が2021年末の27車種から2022年末には45車種に増加した。市販用では、24年からの拡大に向けて基盤を構築し、2023年は8商品、2024年に約20商品を投入する計画。2030年には、エンライトン搭載率が100%を達成する」とし、「“EV時代の新たなプレミアム”エンライトンビジネス戦略の構築を進め、カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支える」と話した。