TOYO TIREは2月14日の会見で、2021~2025年の中期経営計画の進捗を報告した。2022年の連結営業利益は前年比17.0%減の440億円、営業利益率は4.6ポイント減の8.9%となったものの、清水隆史社長は「2023年は目標である2025年水準(営業利益600億円・営業利益率14%超)に向けて増益基調に戻す」と強調した。国や日本の工場では高付加価値タイヤへの生産シフトが進められるようになることから、清水社長は「(営業利益の目標である)600億円は十分達成できる」と自信を示した。同社の“最重要市場”の北米では、ライトトラック用タイヤの需要が堅調に推移する見通し。欧州では地産地消化や、市場ニーズに迅速な対応ができる体制の構築を目指す。