独ランクセスが発表した2022年の通期業績は、売上高が前期比32.6%増の80億8800万ユーロ(1兆1537億円)、特別項目を除いたEBITDAが14.1%増の9億3000万ユーロだった。買収したコンシューマープロテクション部門の複数の事業が増収増益に寄与したほか、原材料やエネルギーの大幅なコスト増には販売価格の引き上げで対応した。
マティアス・ツァハトCEOは「ランクセスの製品は市場で優位性のあるポジションを維持し、極端なコスト増にも対応することができた。また、特殊化学品にさらに注力し、北米におけるプレゼンスを強化したことにより、さらなる安定性と成長がもたらされた」とコメントした。
なお、2023年の業績予想は2022年と同水準を見込む。