JATMAが22年処理状況を発表
JATMA(日本自動車タイヤ協会)はこのほど、国内における2022年(1月〜12月)の廃タイヤ(使用済みタイヤ)のリサイクル状況をまとめた。発生量は本数9,200万本、重量100万8千トンで、前年と比較し本数で100万本、重量で2万1千トン増加した。またリサイクル利用量は前年より8万トン増え合計で98万4千トンだった。
2022年の廃タイヤ発生量について、ルート別に分析すると「タイヤ取替時」が本数・重量ともに前年比で増加した。コロナ禍前の2019年とほぼ同水準となっている。対照的に「廃車時」は前年比で本数・重量ともに減少した。22年は新車販売台数が減少したため下取り車も減少。これにより「廃車時」の発生が減少したとみられている。
一方、リサイクル利用量は、原形加工利用が前年に比べ13%増、熱利用が4%増、輸出も26%増といずれも前年比プラスとなった。