持続可能性への取り組みを一層推進
ランクセスは21日、都内で2023年度の活動に関する説明会を行った。ジャック・ペレズ代表取締役社長は2022年の事業が好調に推移したとして次のように挨拶した。
「2022年度は複数の困難に直面し、また非常に厳しい世界経済および事業環境の中で、適切に対応し成長・実現することができた。当社の事業が昨年、このような顕著な成長を遂げることができたのは、事業再編の戦略が功を奏したものだと考える」
その上で、好調な業績を支えた主な要因の一つに、ランクセスの市場における優位なポジションにより原材料およびエネルギーコストの上昇に適切に対応することができた点を挙げた。
さらに同社はラインケミー(RCH)ビジネスユニットの持続可能性への取り組みにも力を入れているとした。ラインケミーでは、ゴム加工用薬品を豊富に取り揃えることで、タイヤメーカーの持続可能なタイヤ生産を支援している。
今後も気候保護のためのプロジェクトを実施するなど持続可能性への取り組みを強め、その潮流にある各ビジネスを推進していくという。日本市場に持続可能な製品を提供し目標への貢献を果たす考えだ。