横浜ゴムは12日、2023年度第1四半期決算を明らかにした。売上収益は前年同期比10.1%増の2043億円で過去最高だった。事業利益は130億円(同4.8%減)、営業利益は132億円(同2.4%減)、当期利益は97億円(同4.4%減)となった。
主力のタイヤ事業では原材料価格や物流費、エネルギー費の高騰、半導体不足による自動車メーカーの減産などの影響が利益を押し下げた。しかし「ADVAN(アドバン)」「GEOLANDAR(ジオランダー)」など高付加価値商品の拡販やMIX改善、値上げの浸透に努めたほか円安も寄与し、売上収益は過去最高となった。
タイヤ事業の売上収益は1796億58百万円で前年同期を10.3%上回ったが、事業利益は125億69百万円で前年同期10.4%の減。