強みの大口径LT用やSUV用が好調。販売量前年度を上回る
TOYO TIREは11日、2023年12月期第1四半期の連結業績を明らかにした。売上高は前年同期比26.9%増の1291億60百万円だった。一方、営業利益は原材料高や商品構成が変化したことなどが影響し9.9%減の145億74百万円。経常利益は同23.0%減の158億1百万円。四半期純利益は投資有価証券売却益109億円を計上した前年同期に比べて38.8%減の108億83百万円で減益となった。
当期は、北米市場で同社が強みとしている大口径ライトトラック用やSUV用、オールシーズンタイヤなど重点商品を中心として販売に注力。販売量は前年度を上回り、値上げや商品ミックス改善によって売上高は販売量以上に前年を上回った。なお、売上高は第1四半期として過去最高。
タイヤ事業の売上高は28.8%増の1179億55百万円、営業利益は12.3%減の146億13百万円。
通期の業績予想については見直しを行わない。売上高は8.6%増の5400億円、営業利益は13.5%増の500億円を見込んでいる。