横浜ゴムがスウェーデンのTWS買収を完了

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2023年12期第2四半期累計期間と同通期の連結業績予想を上方修正

中期経営計画「YX2023」ロゴ
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 横浜ゴムは2日、スウェーデンの農機用タイヤメーカー、Trelleborg Wheel Systems Holding AB(トレルボルグ・ホイール・システムズ社。以下、TWS)の買収を完了したと発表した。同社は昨年3月、TWSの全株式の取得を発表。各国の競争法に基づき審査を受けるなど手続きを進めていた。

 連結決算への業績反映は2023年第2四半期から行うことにともない、2月に公表した同四半期と通期の連結業績予想について上方修正した。TWSの連結子会社化に加え、為替の円安と海上運賃の下落傾向などの影響を踏まえている。

 修正後の第2四半期業績予想は、売上収益4500億円(前回発表4260億円)、事業利益215億円(同240億円)、営業利益235億円(同240億円)、四半期利益175億円(同150億円)。

 通期業績予想は、売上収益1兆円(同9000億円)、事業利益845億円(同730億円)、営業利益870億円(同730億円)、当期利益570億円(同460億円)。

 

 今回のTWS買収はタイヤ生産財事業の〝さらなる成長ドライバー〟とするOHT(オフハイウェイタイヤ)事業の拡大を図るため。同社は23年度を最終年度とする中期経営計画「YX2023」で、OHT事業を生産財の中でも安定的に高い収益を確保できる事業と位置付ける。

 この買収により生産財の売上を拡大し、現在2対1になっているタイヤ消費財と生産財の売上構成比を1対1へと、世界市場規模に合わせ適正化を目指す。またタイヤ商品やサービスの研究開発・生産・販売・品質・サステナビリティなどすべての領域で両社の強みを融合し、OHT事業の更なる成長に取り組む。


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