増収達成も、原材料高騰の影響で利益は減
15日、ブリヂストンと住友ゴム工業が第1四半期決算を発表した。これで国内タイヤメーカーメーカー4社の2023年1〜3月累計の四半期業績が出揃った。連結業績は一様に2ケタ増収を達成したものの、利益面では苦慮している状況。昨年度に減益要因として大きなインパクトとなった原材料価格の影響はこの1〜3月にも引きずる格好となり、影響額は4社合計で522億円にのぼる。こうした中で売値・数量・商品MIX等の販売要因による増益効果が顕著だ。今後さらに改善効果を積み上げ利益上振れに向け巻き返しを図る。通期では4社とも増収増益を予想している。
本紙では、四半期決算と通期予想、さらに事業利益(営業利益)段階における利益の増減要因について、決算短信と説明資料から抽出し〈一覧表〉としてまとめ掲載している。