2022年北米市場におけるゴム売上高ランキングが明らかになった。米国の専門誌(ラバーニュース6月26日付)発表によると、第1位から第5位までのランキングは21年から変動はない。ただヨコハマ・タイヤ・コーポレーションが21年第12位から22年は第6位へと大きく躍進した。
同ランキングは北米市場でのゴム製品売上高を金額ベースでまとめ、ランキング化したもの。第15位までの売上高は〈表〉の通り。
それによると、第1位はブリヂストン・アメリカスで131億7150万ドル。以下、第2位ミシュラン・ノース・アメリカ114億8260万ドル、第3位グッドイヤー・タイヤ&ラバー111億ドル、第4位コンチネンタル・タイヤ・ノース・アメリカ56億5450万ドルが続く。
またヨコハマ・タイヤ・コーポレーションが21年の第12位から22年は第6位へと順位を上げた。横浜ゴムが23年2月に発表した22年12月期決算説明の中でも「OHTの拡販等を行い北米での販売が堅調に推移した」と報告していた。
同様にハンコックタイヤ・アメリカ社も21年の第10位から22年は第8位へとポジションアップした。
なおブリヂストン・アメリカス、ミシュラン・ノース・アメリカ、コンチネンタル・タイヤ・ノース・アメリカ、ヨコハマ・タイヤ・コーポレーションはタイヤ以外にホースやベルトなど非タイヤ事業部門(多角化事業)の売上高を含んでいる。
一方、第5位のパーカー・ハネフィン、第9位フロイデンベルグ・グループ、第10位カーライル社、第12位ゲイツ社、第14位クーパー・スタンダード・オートモーティブ、第15位ハッチソン・ノース・アメリカの各社は、ホースやモールドなど非タイヤ事業部門のものとなる。