GfKジャパンは7月27日、23年上半期(1-6月)のタイヤ販売動向を明らかにした。
タイヤ全体では、23年上半期は数量で前年比5%減と微減。夏タイヤは4月にメーカー出荷価格引き上げ前の特需はあったものの、前年ほどの盛り上がりを見せるには至らなかった。店頭では数量で前年比7%減、インターネットでは同10%減と、ともに前年よりマイナスとなった。
出荷価格が引き上げられたことにともない、店頭の平均価格は前年から7%上昇し1万516円、インターネットでは18%上昇し9512円となった。この結果、金額での前年比は店頭で前年並みに留まり、インターネットは7%増と堅調に推移した。
夏タイヤをサイズ別にみると、販売数量が最も多い155/65R14は数量で構成比19%を占めたものの、前年比では11%減と大きく減少した。165/55R15は数量で構成比6%、前年比では横ばいだった。一方、185/60R15は数量で前年比8%増と堅調で、特にインターネットでは19%増に至った。225/55R18は同7%増、165/60R15は同5%増で、それぞれ店頭、インターネットともにプラス成長を示した。
この公表値は全国のカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模を拡大推計したもの。