地元小学生を対象にデジタルものづくり体験学習を開催 日本ミシュランタイヤが太田本社内で

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カテゴリー: ニュース

 日本ミシュランタイヤは4日、群馬県の太田サイトで地元小学生参加の「デジタルものづくり体験学習」を行った。

 これは自身が加盟する(一社)群馬積層造形プラットフォーム(以下GAM)とともに受託した、太田市「デジタルものづくり高度産業人材育成事業」の一環。同社は8月に本社を太田市に移転し、群馬県下の官学と連携した地元貢献・地方創生への取り組みを意欲的に進めている。今回、市内の小学生を対象に夏休みを利用した体験学習に協力した。

受講風景
受講風景

 日本ミシュランタイヤと群馬県下の有志企業は21年7月、次世代イノベーションを担うオープンプラットフォームとしてGAMを設立。22年4月にはミシュラン太田サイト内に金属積層造形装置(金属3Dプリンター)2台を設置し、活動拠点となる「ミシュランGAMアトリエ」を開設した。今回の体験学習は同アトリエ内で、太田市立駒形小学校6年生7人を迎えた。

 積層造形について、初めて聞く子どもたちにも解るよう、担当者が映像・実物を見せながら説明。飛行機の床の留め具を例にし、積層造形する前と後の2種類の模型を使用した。実際に触れて重さや形状を体感し、積層造形を行うとどのような利点があるのか、深く知ることができたようだ。

スキャン作業
スキャン作業

 座学で理論を踏まえた後は、実際にデジタルものづくり体験へ挑戦した。子ども7名と引率の教員2名とがそれぞれ独自のポーズをとり、その周囲を担当者がスマートフォンで撮影する。立体データを得るためのスキャニング作業だが、ポージングで笑いの絶えない場となった。

3D画像のチェック
3D画像のチェック

 その後全員のスキャンデータをモニターで確認すると、再現性の高い3D画像を見て驚きの声をあげた。別室に設置された3Dプリンターを窓越しに見学した際も子どもたちは担当者へ矢継ぎ早に質問を浴びせ、体験を重ねるにつれ興味の度合いが高まるようだった。

修了証授与後の記念撮影
修了証授与後の記念撮影

 最後に受講の証として名前入りの修了証が授与され、全員揃ってミシュランマンの絵の前で記念撮影が行われた。体験学習のはじめこそ緊張気味だった子も笑顔で写真に納まり、暑い夏のよい思い出になったに違いない。


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