「会員拡大」「事業承継」「人材確保」……喫緊の課題に意見を交換
全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)は19日、都内で関東甲信越ブロック会議を開いた。今年は東京・神奈川・埼玉・茨城から組合員が参加。タイヤ公正取引協議会の野口文夫専務理事、全タ協連の西潟幸雄会長が来賓として出席した。大型車の車輪脱落事故問題への取り組みをはじめ、タイヤ空気充てん講習会の開催状況について、情報を交換し共有。また事業承継や人材確保の問題など、組合員が直面する問題について意見を交換した。
会議では中村能和事務局長が全タ協連の活動を報告。茨城・埼玉・神奈川・東京の各都県単位組合がそれぞれの近況を報告した。
意見交換の場では、M&Aを視野に入れた事業承継の考え方をはじめ、大型車の車輪脱落事故問題への取り組み、タイヤ空気充てん講習会の開催、人材確保などが話題にのぼった。また全タ協連独自のタイヤ整備士認定制度、TTE(タイヤ テクニカル エキスパート)検定試験の合格率について指摘する声が挙がった。
さらに、東北ブロックで進展中の組合広域化の動きについて言及。南東北タイヤ商工協同組合の活動スタートに向け奮闘する宮城県タイヤ商工協同組合島貫理事長にエールを贈る場面も見られた。
なお次回、令和6年度の関東甲信越ブロック会議は茨城県で開催することを確認した。