JATMA(日本自動車タイヤ協会)はこのほど、23年7月の市販用タイヤと新車用タイヤの販売実績を明らかにした。
7月単月の市販用タイヤ販売本数は、乗用車用と小形トラック用、トラック・バス用の3品種を合わせた四輪車合計で427万2千本、前年同期に対し13.1%の大幅減となった。これは今夏実施のタイヤ価格改定を見越した駆け込み需要が影響したとみられる。
前記3品種に建設車両用などを合わせた合計は440万7千本、同13.4%減だった。
一方、新車用タイヤ販売本数は上期から続く回復基調を維持。四輪車合計で344万1千本、同11.3%増となった。乗用車用が293万7千本、同15・0%増と、2月以外は前年比二桁増が続き市場の回復をけん引する格好だ。3品種に建設車両用などを合わせた合計は357万7千本、同10.2%増。