55年間続いた東京モーターショーから名称を改めたJapan Mobility Show (ジャパンモビリティショー)。26日から11月5日までの11日間、東京ビッグサイトを中心に開催される。自動車だけでなく、オールジャパンでつくる「未来の日本」を日本の産業全体で描くイベントを目指す。なお、タイヤ関係からはブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社が参加し、展示ブースを出展する。
日本自動車工業会は4日、「Japan Mobility Show 2023」開催直前説明会をオンラインで行った。
モビリティショー委員会の長田准委員長は挨拶のなかで、5月と8月の説明会からあらたに決定したイベントなど追加事項の説明を行った。これでほぼすべてのコンテンツが出揃った。
4日の時点で、過去最高となる475社の参加が決定した(掲載は参加社リストの一部)。シンボルコンテンツである「Tokyo Future Tour」には177社の企業、90社のスタートアップが出展。自動車業界だけではないオールインダストリーで「モビリティが実現する、明るく楽しくワクワクする未来」を展開する。
今回の説明会では、次世代モビリティを中心に各エリアの体験型コンテンツに出展する参加企業の具体例を紹介した。また、「Emergency &Mobility」エリアでは11月3日に全国公開される映画「ゴジラ-1.0」とのコラボも決定した。ここではゴジラによって破壊された街を復興させていくため活躍するモビリティの姿を見せていくという。
スタートアップ育成イベントの「Startup Future Factory」では、116社の申し込みのなかから絞り込まれた15社が登場し、アワードを競う。
また、モビリティ関連企業と出会うビジネスマッチングイベントは会期中に5回開催。防災や少子高齢化など各テーマに沿って、新規ビジネスの創出やモビリティ産業の拡張を加速させる。
さらに、トークイベントの「Japan Future Session」の登壇者や有料エンターテイメントステージ「H2 Enagy Festival」の追加出演者の発表もあった。
前回の東京モーターショーで好評だった「Out of kidZania in JMS2023」の開催も決定。今回はカーモデラーやメカニック、職人の技など、
ここでしか体験することができないモビリティに関わる多彩な11種類のプログラム(職業体験)を小学生向けに提供することで、子ども達が本気で楽しみ、将来や夢への可能性を広げられる機会を創出していく。
長田委員長は「皆が参加して明日の日本を作っていく。参加いただく475社とともに自工会としてもイベントを盛り上げていくので、未来の日本、“JAPAN”を探しに、ぜひ会場へお越しいただきたい」と抱負を述べた。