住友ゴムが先進研究拠点として活用へ。仙台・ナノテラスに立地表明  17日に式典とホール見学会

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カテゴリー: ニュース
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フォトセッション 左から小林副理事長、郡仙台市長、村岡取締役、大久保支店長
フォトセッション 左から小林副理事長、郡仙台市長、村岡取締役、大久保支店長

 17日、仙台市若林区のNTT五橋第1ビルで拠点開設に先立ち住友ゴム工業立地表明式が行われた。出席者は郡和子仙台市長、住友ゴム村岡清繁取締役常務執行役員、一般財団法人光科学イノベーションセンター小林正明副理事長、NTT都市開発大久保洋子東北支店長。

 仙台市は24年度から本格稼働開始予定の次世代放射光施設NanoTerasuの利用活用促進、それを核としたリサーチコンプレックス(一定エリアに集積している研究機関、企業、大学などがそれぞれの活動を融合させ、異分野融合による研究開発、成果の事業化などを統合的に展開するための複合型イノベーション推進基盤)の形成推進に向け、全国の企業などに対し、研究開発施設の立地・集積の促進と普及啓発に取り組んでいる。

 それにともない、住友ゴムがNanoTerasuでの先進研究活動および新技術開発の拠点として仙台市に事業所を開設することとなった。開設先は「せんだい都心再構築プロジェクト」指定第1号であるNTT都市開発株式会社のアーバンネット仙台中央ビル(青葉区中央)。稼働時期は24年4月予定。村岡取締役常務執行役員より郡仙台市長へ立地表明書が手渡された。

NanoTerasu実験ホール
NanoTerasu実験ホール

 立地表明式開始前にNanoTerasu見学会、住友ゴムの研究活動紹介が行われた。見学会参加者は国際放射光イノベーション・スマート研究センター兼多元物質科学研究所 高橋幸生教授の案内でNanoTerasu実験ホール=写真下=を巡回した。研究活動紹介では住友ゴム研究開発本部 岸本浩通分析センター長がSPring―8との関わり、現在まで活用してきた先端計測技術、これから期待できる情報の獲得など、NanoTerasu活用を中心とした新研究について説明した。


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