JATMA(日本自動車タイヤ協会)は6日、2024年自動車タイヤ国内需要見通しを発表した。
市販用タイヤは23年にメーカー出荷価格の引き上げが行われた関係で、市場では仮需要とそれにともなう反動が発生し、需要の波が読みにくい状況となったと総括する。
販社販売需要動向について、夏用タイヤ・冬用タイヤともに物価高による消費者・企業マインドの低下の影響が引き続くものとみており、24年四輪車用計の夏用タイヤは4247万6千本(前年比横ばい)と予測した。23年見込みは4249万5千本(同7%減)。
冬用タイヤは24年四輪車用計2239万2千本(同1%減)。23年見込みは2254万本(同5%減)。
夏用・冬用を合わせた四輪車用計の24年見通しは6486万7千本(同横ばい)。23年見込みは6503万5千本(同6%減)。
品種別の24年見通しでは、乗用車用・夏タイヤ3121万7千本、乗用車用・冬タイヤ1536万3千本、乗用車用・計4658万本、小形トラック用・夏856万9千本、小形トラック用・冬453万8千本、小形トラック用・計1310万7千本、トラック・バス用・夏268万9千本、トラック・バス用・冬249万1千本、トラック・バス用・計518万本。いずれもほぼ前年並みで推移するものとみている。
このような販社販売動向を踏まえたうえで、メーカー出荷需要は24年四輪車用計の夏用4247万6千本(同横ばい)、冬用2239万2千本(前年比1%減)。夏用・冬用を合わせた四輪車用計の24年見通しは6486万7千本(同横ばい)と予測した。
※グラフはJATMAが発表した補足資料(過去10年の足跡)