TOYO TIREはグローバル・フラッグシップタイヤブランド「PROXES(プロクセス)」シリーズに、低燃費コンフォートタイヤ「PROXES CF3(シーエフスリー)」を加え、2024年1月から国内市場で順次発売する。発売サイズは全46サイズ、価格はオープン価格。
国内ではCO2排出量削減に向けて自動車の燃費向上への取り組みやEV、ハイブリッド車の普及が進み、カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速。タイヤも低燃費性能の向上など、より環境に配慮した対応が求められている。「PROXES CF3」は、低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立した低燃費タイヤ。性能評価は「NANOENERGY 3 PLUS」と比較して「転がり抵抗16%低減」「ウェット制動距離4%短縮」を実現した。
パターン設計にあたっては、独自のタイヤ設計基盤技術「T―MODE(ティーモード)」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用。制動性と操縦安定性を高め、スムーズで快適な走りに寄与。また静粛性を確保し、タイヤの車外通過騒音性能について2023年1月より日本自動車タイヤ協会で制定された業界自主基準の「低車外音タイヤ」にも適合する。
材料開発にあたっては、同社の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を用いて、低燃費コンパウンドを開発。シリカ分散剤を採用し、転がり抵抗の低減、ウェット性能と耐摩耗性能の向上に効果を発揮するシリカをより均一に分散させることで、これらの性能を高次元で最適化させた。
【編集部から】
次号は「2024年新春特集号」(第2826号)として1月10日付で発行します。
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