「MICHELIN POWER 6」「MICHELIN POWER GP2」
日本ミシュランタイヤはモーターサイクル用タイヤの新製品2種を2024年から新発売する。
「MICHELIN POWER 6」(ミシュラン パワー シックス)=写真上=は、ストリートやワインディングでスポーツライディングをより楽しみたいライダー向けに開発。「MICHELIN POWER GP2」(パワー ジーピーツー)=写真中=は、サーキットとストリートのパフォーマンスを高次元でバランスしたスポーツタイヤ。
「MICHELIN POWER 6」はスポーツプレミアムタイヤ。最適化したパターンデザインを採用し、ストリートでのパフォーマンスを向上。非対称トレッドデザインの採用により外観もスポーティーに進化した。「2CT+テクノロジー」をフロントタイヤにも採用することでストリートでのコーナーリング安定性を向上した。
発売サイズは110/70ZR 17M/C(54W)から240/45ZR 17 M/C(82W)の計10サイズ。
「MICHELIN POWER GP2」は一般公道での高い安心感とサーキットで優れたポテンシャルを発揮するハイグリップスポーツタイヤ。最適化したハンドリング性能により高い操縦安定性を実現する。
発売サイズは120/70ZR17M/C(58W)から200/55ZR17 M/C(78W)の6サイズ。
元GP250世界王者、原田哲也氏に聞く
「峠で気持ち良く走りたい人に」(MICHELIN POWER 6)
元ワールドGP250㏄クラス世界チャンピオン原田哲也氏=写真下2点=に新商品「MICHELIN POWER 6」「MICHELIN POWER GP2」のインプレッションを語っていただいた。
- 「MICHELIN POWER 6」
初めて乗りましたが、従来モデルの「POWER5」と比較してタイヤのウォームアップ(温まり)が早いので広範囲のユーザーさんに安心して使っていただけるのではないかと思います。もっとツーリング寄りのタイヤで「ROAD6」という商品がありますがそれにかなり近い、寄っていったカンジですね。
従来モデル(POWER5)がものすごく良かったのですが、さらに良くなっている。ウォームアップがとにかく早い。タイヤは温まらないと機能しないので。走りだしてすぐにフィーリングがある。路面からの情報が分かりやすく安心感が伝わってくる。一般のライダーにも分かるレベルで安心感が増しました。
ツーリングするユーザーさんは過酷な条件で使います。だから乗り始めるとすぐにフィーリングがつかめると楽なんですよ。ツーリングからスポーツツーリング、もうちょっとスポーティーに走りたいかた。峠に行って気持ち良く走りたいかたにオススメかなと。
- 「MICHELIN POWER GP2」
「GP2」も従来モデル(POWER GP)よりもウォームアップ性が高く、第一印象はすごく良かったです。
どちらかというと自走でサーキットに来られて、走行会に出るっていうかたにはベストだと思いますね。町なかも走るけどサーキットも走りますよってかたにはこのタイヤがベストかもしれません。
ツーリングで雨に降られたときなんかも問題ありません。従来モデルもまったく問題はありませんがより良くなっています。気をつかわなくてもいいレベルだと思います。しっかり普通に走れます。