日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、警察など関係省庁やタイヤ関連団体と協力し、2023年(1月~12月)に全国で27回の路上タイヤ点検を実施。このほどその結果をまとめた。
実測、または目視でタイヤ点検を行った車両は、高速道路(自動車専用道路を含む)176台、一般道路562台の合計738台。実測によるタイヤ点検の結果をみると、点検車両238台のうち、整備不良があった車両は94台、不良率39.5%となった。タイヤ整備不良率を道路別にみると、高速道路は42.8%、一般道路は35.0%。
タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で33.6%、次いで「偏摩耗」3.4%、「タイヤ溝不足」0.8%の順となり、「空気圧不足」が2位以下と比べ突出してのワースト1位となった。
空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招くほか、バーストの危険性が高くなる。JATMAでは今後も年間を通してタイヤ点検を実施し、安全啓発活動を展開していく。